免許書き換えマン

日曜に早起きして、名古屋まで免許の更新に。ま、最近はほっといても早起きなんですがね。歳食ったせいですね。
普通、豊橋の住人は豊川にある免許センターで更新するんだけど、ココは平日のみの受付なんすよ。先週、先々週と、予定してた有給がダメになってたんで、いっそのこと日曜でも大丈夫な名古屋まで行ってしまえ、ということで。
一度も行った事のない場所だったんだけど、地図を片手になんとか辿り着きました。7時半に出て、10時着。途中、すき屋豚丼食ったし、こんなもんか。
流石に、免許センター周辺は、大渋滞。中に入ってからも、駐車するまで一苦労。講習の進行役のおっさんの話では、先週の日曜は3000人、その前は3500人が免許の書き換えに来たとか。書き換え手数料を払うのに並び、視力検査に並び、講習受けるまで待たされ、結局、4時間近くかかりましたよ。新しい免許もらうのに。
閉口したのは、家族とかカップルで来てる連中。父親の免許書き換えに、親子4人で来るなバカ。彼氏が講習受けるまでの待ち時間で、別れを惜しむなバカ。どっちも邪魔だ。
2時頃には免許センターをでる事ができ、ハロショにでも行こうと思ったけど、日曜昼間の名古屋中心部の交通量は半端でなく、断念。途中で見つけたブックオフハードオフへ。
「工藤あさぎ」って誰だっけ?工藤梓なら知ってるぜ、と思いつつ、聞き覚えのある名前だったのでマキシシングルを購入。歌詞カードに写ってる女子の顔を見て、過去の記憶が蘇った。この子見たことある!!
僕が東京に家出してた頃、何度か足を運んだロフトプラスワンで、その時は金井覚のイベントで、件の工藤あさぎと、くしまりな(漢字わからん)がゲスト出演してたのです。トーク内容とかは全然覚えてないけど、工藤あさぎの奇妙なテンションとか、自作の素っ頓狂な歌(「マユゲラメ」とか)は印象に残っていて。3年ぶりの再会。ビックリした。
工藤あさぎにはもう一個思い出があって。この子が落としたケータイを拾ったんですよ、僕。
歌舞伎町でキャバクラの客引きしてる時、コマ劇場を背中に、靖国通りを向きながらターゲットを探してたんです。すると、後ろからタッタタッタと急いでる足音が聞こえてきて、真っ赤なダッフルコートの可愛らしい女の子が僕の横を駆け抜けていきました。おそらく、終電に間に合うかどうか微妙だったんでしょう。その子が僕の事を抜き去ると同時に、持っていたカバンからケータイが落っこちたんです。僕がケータイが落ちたのに気が付いた時には、結構先に彼女は走って行ってたんですよ。ケータイを拾い上げ、声をかけようかと思ったけど、めちゃくちゃ大声をあげないと声が届かない距離で。すると、彼女がピョコンっとこちらを振り返ったのです。確かに僕は、「ピョコン」という音を聞きました。振り返った後、タタタッとこちらに駆け寄り、「ありがとうございました」とこれまた「ピョコン」と御辞儀をして、タタタッと新宿駅方面に駆けて行ったのです。
彼女と顔を見合わせたのはホンの数秒で、その時は「あ、見たことある子だな」としか思わなかったのですが、数分間記憶をたどった結果、「あ、工藤あさぎだ」と思い出したのでした。たったそれだけのことなんだけど、「ああ、東京にいるんだなあ」とシミジミ感じましたね。